物流業界が取り組むSDGs
物流業界の役割
- 輸送生産性の向上と、働きやすい労働環境の実現
- 物流の全体最適提案
物流総合効率化法
平成28年10月に施工された「物流総合効率化法」により、ドライバー不足や交通渋滞の解消のほか、トラックが排出する二酸化炭素を抑制して地球環境を保護する狙いなどがあります。
国土交通省によると、2016年の宅配便の取り扱い数は38億個を超え、ドライバー不足が深刻になっています。
また、トラック輸送の増大は、交通渋滞や長時間運転による事故、排気ガスによる地球環境の劣化にもつながるなど、物流業界にとって大きな課題になっています。
「ホワイト物流」推進運動
ホワイト物流とは、私たちの生活基盤を支える物流業界の深刻な人手不足を受けて、トラック輸送の生産性を向上や物流の効率化を実現し、トラック運転者の負担を減らそうという国土交通省が主体となって取り組んでる運動です。
現在、トラック運転者の高齢化が進行しており、若い担い手の新規参入は減少しています。日本では総輸送量の9割以上をトラック輸送で行っており、これは危機的な状況だといえます。